褐色脂肪細胞とは？ダイエット・カロリーコントロール研究所

脂肪細胞には、褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞のニ種類あります。
先ほどは、白色脂肪細胞について解説しましたが、次は、褐色脂肪細胞について解説します。

褐色脂肪細胞は、低温下での体温の維持や食事誘導性熱産生にかかわっていて、油滴を抱えています。

人間の体を車に例えると、白色脂肪細胞はガソリンタンクで、褐色脂肪細胞はラジエターにあたります。

褐色脂肪細胞の働きが活発だと、食事から摂ったエネルギーが体温として利用される割合が増え、消費エネルギーが増えるので太りにくい体になると考えられています。

生まれたばかりの赤ちゃんの首や肩の周りには、約100gの褐色脂肪細胞が赤ちゃんを守るマフラーのように存在することが確認されていますが、成長するにつれて、約40gまで減少してしまいます。

同じ脂肪細胞なら、白色より褐色が欲しいところですが、現実は、なかなかそうはいかないようです。