食べていないのに太る理由・ダイエット・カロリーコントロール研究所

あまり食べてないのに太るのは、本当なのでしょうか？
実際、こういう太り方は存在しますが、大きな理由は消費エネルギーが低いからです。

日々の生活の中で消費されるエネルギーは「基礎代謝（安静時代謝）」、「活動代謝」、「食事誘導性熱産生」の三つに大別できます。

基礎代謝とは、呼吸をしたり心臓を動かしたりするのに使われていて、生命活動を維持するための必要最低限のエネルギーのことです。

活動代謝とは、立ったり歩いたり、階段の昇り降りをしたりという、日常の活動によって消費されるエネルギーだ。

最後の食事誘導性熱産生とは、食事の後に体温が上昇する現象で、食事に含まれるエネルギーの一部は吸収されずに熱エネルギーとして発散されてしまいます。

この現象は、以前は食事に含まれていた栄養素を消化吸収するために使われているエネルギーと考えられていましたが、近年の研究から自律神経を介して起こる熟産生であることがわかりました。

これらの三つのうち基礎代謝は、1日の消費エネルギーの約60％を占めています。
年を重ねても、昔と同じような高カロリーの食事を摂っていれば、太ってしまうのは当然です。